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【銀行員】出世するための必要条件とは?

銀行員

銀行員は頻繁に転勤があります。

私は8年間の銀行員生活において、5回の転勤を含めた異動を通じて、さまざまな上司や後輩、そして同期と一緒に働いてきました。

そこからどのようなタイプが銀行員として出世していくのかについて、肌感覚ながら把握したつもりです。

曲がりなりにも人事セクションにもいましたので。

そこで今回は、銀行員として「出世するための必要条件」についてお伝えしたいと思います。

前提として、私の独断と偏見であり、銀行によっては若干の差異があること、また総合職に限っての内容になることをご承知おきください。

銀行員に興味がある方など、ご参考にどうぞ!

出世するための必要条件とは?

出世(昇進昇格)にはさまざまな条件があることは当然です。

ですが、その条件のなかでも、私は以下3点が銀行員として「出世するための必要条件」であると考えています。

  1. 学歴
  2. 大きなバツ(ミス・失敗)なし
  3. 上司(支店長)に好かれる

以下にて、それぞれについてご説明します。

学歴

銀行員はほぼ全員が最初に支店(営業店)に配属されます。

その際に、ある程度にはなりますが、採用時のスクリーニングに基づいた配属が行われます。

つまり、優秀(見込みも含む)な人は都市部の旗艦店に配属される傾向にあります。

そして、その優秀(見込みも含む)といった判断軸には、学歴がひとつの大きな要素として考慮されます。

旗艦店には相対的に優秀な行員が多く、人事権に力を持った上司や支店長がいます。

そのため、旗艦店に配属され、そこでしっかりと評価される(気に入られる)ととんとん拍子で出世街道をひた走ることができます。

旗艦店に配属されるか否かで出世のスピードが変わってくるというわけです。

新卒一括採用といっても、横並びではなく、学歴によってスタートラインが違ってきてくるということは厳然たる事実になっています。

また、学閥といったものも人事には大きな影響を与えていると思われます。

昔とは違って、今はあまり露骨ではありませんが、業歴の長い日系大手企業であればほぼほぼあるのではないかと思います。

稲門会や三田会は非常に大きな組織ですし、なんだかんだ力を持っている思います。

新卒採用時の配属のみならず、出世には学歴がその人のポテンシャルを担保するものとして考慮されるため、学歴が低いとそれだけですでにマイナスであることは直視せざるを得ません。

過去のものではあるものの、学歴も努力の成果ではありますので一定の評価はされて然るべきではありますが、そこに比重が重すぎるのはいかがなものかと思いますね…。

大きなバツ(ミス・失敗)なし

銀行員は減点主義です。

そのため、いかにバツを付けずに、つまりは大きなミスや失敗をせずに、日々の業務をこなしていくかが重要になります。

ですが、これが意外と大変です。

というのも、銀行業務は多岐にわたるほか、法改正などによるルールや帳票変更が頻繁にあるため、覚えなければいけないことが数多くあります。

それ故に、ミスや失敗する可能性も高くなっています。

自分だけでカバーできるような小さなミスや失敗であれば大したことはないですが、銀行の収益を毀損するものや顧客からの大きなクレーム(全国銀行協会への通報など)に発展するような大きなバツを起こすと、銀行員としての出世に天井が見えてしまいます。

そして、その大きなバツは消すことができないものになります。

記録(足枷)として残り続けます。

だからこそ、銀行員として出世するためには、大きなバツ(ミスや失敗)を起こすことは絶対にNGになります。

ちなみに、私の働いていた銀行では、大きなバツを持つ銀行員のことを「十字架を背負っている」といった表現でいじられることもありましたね(笑)

上司(支店長)に好かれる

銀行員の組織は完全なるピラミッド型です。

上司(支店長)などのトップにきっちりと権限集約されているため、そのトップに反することは御法度です。

銀行員を描いたドラマ「半沢直樹」では、上司(支店長)などのトップに忖度せず、思うがままに意見する銀行員が主役となっていましたが、銀行員のリアルを知っている人であれば、大きな違和感を感じたと思います(笑)

それでも十分に面白いストーリーでしたが。

「半沢直樹」はさておき、銀行員としての出世を考えるのであれば、いかに上司(支店長)に好かれるかもポイントになります。

支店長は特に大きな人事権を持っていますので、気に入らない奴だと評価されれば、出世に遅れが生じます。

下手すれば出世の道も途絶えてしまいます。

事実、一橋大学卒と学歴が高く、かつ仕事をそつなくこなし、営業数字も良かった上司がいましたが、飲み会やゴルフ好きの支店長の付き合いを事あるごとに断り続けた結果、栄転とは言えないような横滑りの人事異動を受けた出来事を私は間近で見ることがありました。

明らかに優秀な人でしたが、銀行のルールとしては優秀ではないと判断された事例です。

大きな違和感を感じましたね…。

銀行員として出世したいのであれば、日々の業務をそつなくこなしつつも、上司(支店長)を忖度し、滅私奉公することが強く求められます。

まとめ

業歴の長い日系大手企業は年功序列や学歴重視の人事異動など、まだまだ閉鎖的な組織が多いと思います。

そのなかでも銀行は特にその傾向が強いのではないでしょうか。

ビジネスモデルとしても「信用」を大前提にしているため、とにかくミスなく手堅くといった組織風土が根強く、そうならざるを得ない側面があることは大きいですが。

マイナス金利の導入や異業種からの金融事業参入等による外圧を受けて、銀行も変わりつつありますが、抜本的な改革にはそれなりの年数がかかるのではないかと思われます。

今の組織風土や制度は長年かけて築き上げられてきたものですし、そこに利権も絡んでいますので。

ですが、銀行としての生き残るためには、抜本的な改革を今後加速度的に断行していかないと厳しくなることは明らかだと思います。

そのような状況においては、上記にある銀行員として「出世するための必要条件」も変わってくるはずです。

いや、変わってほしいと個人的には思います(笑)

しかしながら、現時点においては、上記3点の銀行員として「出世するための必要条件」は今も事実として存在しているはずです。

これから銀行員になる方はその事実を知り、それをプラスに働かせることで、ぜひ銀行員として顧客に、そして社会に貢献してほしいと思います。

銀行員として出世するためには、そのルールを知っておくことが肝要!