私は第7回(2020年11月実施)の給与計算実務能力検定1級を受験しました。
給与計算業務等の経験は一切ありませんが、2級をすっ飛ばして、いきなり1級に挑戦し、合格しました。
ちなみに1発合格です。
今回は私の給与計算実務能力検定1級の受験対策(体験談)について、お伝えしたいと思います。
受験を考えられている方はご参考にどうぞ!
給与計算実務能力検定1級の受験対策(体験談)
以下の2点に分けて説明します。
- 勉強ツール
- 勉強時間
勉強ツール
まずは、私が使用した勉強ツールについてお伝えします。
受験に際して、いろいろと調べた結果、以下のツールに絞って勉強しました。
- 給与計算実務能力検定1級公式テキスト
- 1級模擬試験講座
受験を決めた際に、とりあえずは公式テキストに取り掛かりました。
一見すると厚みがありますが、内容はそこまで深くないため、1周することに時間はかかりませんでした。
最終的には私は3周しました。
高速早読みですが(笑)
ただし、計算問題の箇所はじっくりと時間をかけて取り組みましたね。
馴染みがなかったので。
この公式テキストにしっかりと取り組めば、ベースとなる知識は身につくと思います。
公式テキストを1周したあたりで、模擬試験講座のセット内容である対策講座テキストに取り掛かりました。
受験した今になって気づきましたが、この対策講座テキストから試験にそのまま出題される箇所が相当数あります。
そのため、最短距離での合格を目指すのであれば、対策講座テキストがオススメですね。
このテキストはそこまで厚みがないため、すぐに1周することができると思います。
私は少なくとも3周はしたと思います。
もちろん高速早読みで。
そして、最終的な仕上げとして模擬試験問題とそれに付随するレジュメに取り掛かりました。
模擬試験問題については、公式テキストと対策講座テキストをそれなりにやりこんでいたため、知識問題30問は29問正解と、ほぼ完璧な状態でしたね。
これは公式テキストと対策講座テキストからひねりなく、そのまま同じ論点が出題されていたためです。
そのため、公式テキストと対策講座テキストをやりこめば、模擬試験問題の知識問題については簡単に合格ラインを超えると思います。
一方で、計算問題10問については7問正解と微妙な結果でした。
計算ミスが1つでもあると端数ずれを起こして間違えになってしまうので。
模擬試験問題に取り組むことで、計算問題のレベル感と計算慣れが重要であると認識できたことが一番の収穫でしたね。
最終的には模擬試験問題も3周以上はしたことで完璧に仕上げ、試験に臨みました。
補足として、勉強ツールの取組みを時系列でまとめると以下のとおりです。
- 給与計算実務能力検定1級公式テキスト
- 対策講座テキスト
- 模擬試験問題(+レジュメ)
最初に模擬試験問題で試験問題のレベルを把握してから、勉強を進めるといった手法もあるかと思いますが、私の場合は、公式テキストから丁寧に勉強して関連知識をしっかりと身につけてから模擬試験問題に取り組むという手法を取りました。
その理由としては、模擬試験問題にいきなり取り組んでみた結果、全然わからなくてやる気を失いたくなかったからです(笑)
特に計算問題については給与計算の実務経験が無く、未知の世界だったので。
追記事項ですが、模擬試験講座に付属されていたDVDは使用しませんでした。
模擬試験は解答や解説の他、レジュメを読むだけで十分に理解できる内容であったためです。
どうしても理解できない部分がある場合は、DVDを視聴してもよいかもしれません。
勉強時間
続いて、給与計算実務能力検定1級に費やした勉強時間になります。
モチベーション維持のため、スマホにてすべて記録していました。
結果としては、「22時間」でした。
多いと思うか、少ないと思うかは人それぞれだと思います。
私の場合、社労士とFP資格を持っていたので、22時間でこなせたのかもしれません。
上記の勉強ツールすべて高速早読みでこなしましたが、集中して取り組んだのでうまく実力(点数)を伸ばせたのではないかと思います。
得点結果
参考までに、私の得点結果についてもお伝えしておきます。
92点/100点
すごくシンプルな成績通知書でしたね(笑)
得点としては92点でしたが、合格したので満足しています。
知識問題30問(60点)は間違いなく満点だったと思います。
そのため、鬼門であった計算問題10問(40点)のうち、2問落としているのではないかと推測しています。
問題を持って帰れないのとどこが間違っているのか開示されないため、結果はわかりません…。
受験してみて
給与計算実務能力検定1級の受験を通じて、給与計算や年末調整といった社会人であれば持っておくとよい身近な仕組みを理解することができたと思います。
もちろん、まだまだこれから磨きをかけますが。
個人的な見解ですが、知識問題30問(60点)は対策講座テキスト等からそのまま出題されるため、ほぼほぼ点数が取れると思います。
ですので、いかに計算問題10問(40点)で合格ラインである6割以上を取れるかが合否を分けるポイントになるかと思います。
そのため、計算問題に不安がある方は「1級対策講座」の計算問題事例集に取り組むことも一案かと思います。
その具体的な内容はわかりませんが、鬼門である計算問題を集中的に訓練できそうです。
お金はかかりますが…。
ですが、私のようにそれなしでも十分に得点を取って、合格できるパターンもあることをご承知おきください。
社労士やFP資格を持っていなくても、2級をすっ飛ばして1級に合格できると思います。
出題される問題の論点に幅広さと深さはそこまでなく、パターン化されていますので。
(変えてくるかもしれませんが…。)
公式テキストと模擬試験講座を丁寧に理解することが肝要ですね。
なにより、給与計算実務能力検定は受験料やテキスト等、意外とお金がかかります(笑)
学ぶ内容は面白いですが、必要なお金に対して質と量を勘案すると割高のような気がしています…。
個人的な偏見ですが。
ですが、勉強することで得られるものは大きいと思いますので、少しでも気になった方は取り組んでみることをオススメします!
※その他参考情報
