【読書】年金崩壊後を生き抜く「超」現役論

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タイトルにある「年金」というワードに引っ掛かり、本書を読んでみました。

著者は元官僚であり著名な経済学者である野口悠紀雄氏です。

以下にて本書の感想をお伝えします。

ご参考にどうぞ!

目次

  1. 老後資金2000万円問題の波紋
  2. 年金70歳支給開始だと3000万円必要
  3. 労働力減少を救うのは高齢者
  4. 高齢者が働ける社会制度を
  5. 高齢者はどう働けばよいか
  6. 高まるフリーランサーの可能性
  7. 私自身の経験を振り返って思うこと

感想

著者は人生100年時代が到来しつつある現状において、年金には頼れず、老後生活資金は十分ではないと各種統計データを用いて指摘しています。

また、締めとして、高齢者になっても働き続けることを考えざるをえないため、その策を「現役論」として提言しています。

つまり、高齢者になっても、自助・自己努力で生き抜いていく必要性を主張しているように私は感じ取りました。

確かに年金制度については、中長期的には支給水準が減少する等、厳しくなることが見込まれます。

それについて本書では支給水準の減少として触れているため、タイトルにある「年金崩壊」だとインパクトが大きく、やや語弊がある気がしました…。

それはさておき、著者は今後厳しくなると見込まれる年金制度の崩壊を防ぐべく、マクロ経済スライドの適用強化と支給開始年齢の引き上げを主張しています。

当然、それぞれにメリットとデメリットがあり、シルバー民主主義と揶揄される現在の日本を鑑みれば、マクロ経済スライドの適用強化の導入は困難な手法であると指摘しています。

現在の年金受給者からの反対が見込まれるためです。

一方で、支給開始年齢の引き上げについては、将来世代にかかわることなので、シルバー民主主義の日本においては導入しやすく、現実的な手法であると指摘しています。

事実、支給開始年齢は着実に引き上げられていますね…。

だからこそ、老後の生活資金を年金に頼らず、高齢者になっても働き続けることができる知識やスキルを持つことがリスクヘッジになり、重要になりますね。

また、著者はアメリカの実情を踏まえながら、組織に頼らないフリーランサーとしての道にも触れています。

AIの伸展や兼業・副業が今後増々伸びていくことが見込まれる社会においては、フリーランサーに大きな可能性があり、フリーランサーとして仕事を獲っていく準備を若いうちから早めに行っておくべきだと指南しています。

個人的にも、税制等の仕組みの充実化も図られつつ、フリーランサーや兼業・副業はもっと普及されるべきであると感じています。

フリーランサーの話の流れのなかで、著者が提案している青色申告特別控除を参考にした「フリーランサー控除」は普及を促進する1つの策として、興味深いと思いました。

「フリーランサー控除」といった施策は、国としてもプラスに働くことが見込まれるため、是非検討してもらいたいですね。

本書を読むことで、国や組織に頼らず、自分の力で生き抜くことの必要性を再認識できたと同時に、著者のように仕事が生きがいとなり、長く働き続けることができるような知識やスキルを身につけたいと強く思いました。

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