社労士の実務内容を把握するための1つの参考書として、「スゴイ社労士が教える戦略的仕事術」を読んでみました。
出版は2012年8月とやや古めですが…。
それ故に、中古本も多いので低コストで読めます(笑)
本書では、日本各地で活躍する24人の社労士の仕事術が紹介されています。
その仕事術としては、以下3種類の戦略にカテゴライズされてまとめられています。
- 業務戦略
- 営業戦略
- 活動戦略
それぞれの戦略に強みや得意な点を持つ社労士の姿から、どのように事業(仕事)を軌道に乗せたのか等について知ることができます。
私としては特に、「業務戦略」の部分は新たな気づきを得られ、勉強になりました。
ネタバレになりますので詳細は割愛しますが、IPOや行政調査に強みを持つ社労士として顧客獲得をしていくスタイルは興味深かったです。
また、本書で紹介されている24人の社労士すべてに共通していることとしては、社労士としてその人なりのキャリアや特徴を活かした付加価値を明確に提供できている点です。
この点があるからこそ、社労士として活躍できているのではないかと思いました。
逆に言えば、そうでなければ社労士として抜きん出ることは難しいものと推察されます…。
また、本書で紹介されている社労士は、社労士関連の書籍等をよく見かける著名な先生ばかりです。
そのため、信憑性が高いですね。
全体として、社労士の実務の他、業界の一旦を垣間見ることもできたため、非常に参考になりました。
本書は社労士を目指している方の他、社労士として仕事をしていく意向のある受験生にもオススメです!
モチベーションアップにもつながる気がしましたので。