社労士試験の合格者がどの程度、社労士として登録しているのかについて気になったため、社労士試験の合格者数と登録者数について調べてみました。
社労士として将来的な開業を見据えている方であれば、業界動向を把握する1つの情報になるかと思います。
ご参考にどうぞ!
※厚生労働省の公表データから以下のデータを取得しています。
合格者数
年度 | 合格者数 | 合格率 |
2010 | 4,790 | 8.6 |
2011 | 3,855 | 7.2 |
2012 | 3,650 | 7.0 |
2013 | 2,666 | 5.4 |
2014 | 4,156 | 9.3 |
2015 | 1,051 | 2.6 |
2016 | 1,770 | 4.4 |
2017 | 2,613 | 6.8 |
2018 | 2,413 | 6.3 |
2019 | 2,525 | 6.6 |
2015年に圧倒的に低い合格率となっていますが、直近3年間を見ると合格率は6%台、合格者数は2,000名強といった推移をしています。
2020年の結果がどうなのか気になるところです。
登録者数
年度 | 登録者数 | 増加数(昨年対比) |
2010 | 35,298 | 1,018 |
2011 | 36,316 | 1,031 |
2012 | 37,347 | 884 |
2013 | 38,231 | 647 |
2014 | 38,878 | 1,020 |
2015 | 39,898 | 528 |
2016 | 40,426 | 481 |
2017 | 40,907 | 873 |
2018 | 41,780 | 757 |
2019 | 42,537 | ー |
上記は各年度ともに9月30日現在のものになります。
2019年の9月30日時点で42,537人が社労士として登録しています。
単年度の合格者数と比較すると、登録者数は少ない状況です。
登録や資格維持費に結構なお金がかかってしまうことが登録者数の伸び悩みにつながっている気がします。
ちなみに令和2年5月末における東京都の登録者数は「10,883人」でした。
ですので、約26%、つまりは4人に1人が東京都に集中しています。
事業者数や人口等を考えれば、当然と言えば当然ですね。
まとめ
合格者と登録者の数を見ると、登録までのハードルの高さが見て取れます。
私のような社労士実務経験のない人が登録する場合、事務指定講習が必要になるのは結構痛手ですね。
また、仮に事務指定講習を終えて登録したとしても、いきなり開業してうまくいくとは限りませんので。
ですが、とりあえず私は事務指定講習を受けて、登録まで行う予定です。
登録後も、しっかりと準備の他、勉強を重ねつつ、社労士としてどのように開業すべきなのか、あるいはそもそも社労士として開業できるのかを模索したいと思います。