最近は残業が増えつつあり、がっつりと本を読めていません…。
ですが、少しずつでも日々の読書は欠かしたくないため、適当に本を探していたところ、「ひよっこ社労士のヒナコ」という本を見つけました。
タイトル名でとりあえず購入しましたね(笑)
今回はその「ひよっこ社労士のヒナコ」を読んでの感想になります。
ご参考にどうぞ!
概要
いわゆる、お仕事小説になります。
社労士というあまり馴染みのない職種をベースにストーリー展開されています。
社労士とは何ぞやといった部分が読み進めていくうちに、違和感なく理解できるように仕立て上げられています。
また、本書は6つの短編ストーリーで構成されており、それぞれのストーリー単位で労働トラブルとそれに対して社労士として貢献できる点が織り交ぜられています。
読み進めていくと、新米社労士の主人公の成長も垣間見えてきますね。
著者の水生大海氏の経歴を見ると、社労士資格を持っているわけではない小説家でした。
ですが、本書の校正等に社労士が関わっているため、より一層のリアル感が醸し出されています。
感想
社労士の仕事内容やリアルな悩み事等をうまく浮かび上がらせていると同時に、身近にありそうな労働トラブルを解決していくストーリーであるため、リアル感があって面白かったですね。
また、社労士の勉強をされている方や社労士であれば、ちらほら出てくる専門的なワード(就業規則や労災認定等)がより立体的に理解できるため、一般の方よりは面白く読めるのではないかと思います。
もちろん、一般の方、つまりは社労士の専門知識がなくても面白いと思います(笑)
フィクションながら、なんとなく社労士の実情が知れたような気がします。