【社労士】事務指定講習は受講すべきか?

社労士

社労士試験に合格後、事務指定講習まで受講するかどうかで迷われる方は毎年一定数いると思います。

それなりに費用はかかりますので。

そこで、今後の事務指定講習を受講するかどうかを決めるひとつの判断材料になればと思い、私の実体験に基づいた事務指定講習の感想をお伝えします。

少しでもご参考になれば幸いです。

※私は2020年の社労士試験に合格し、今年度(第40回)の事務指定講習を受講しました。

事務指定講習は受講すべきか?

冒頭から結論ですが、社労士として即活動したいのあれば迷うことなく受講すべきですね。

実務経験なしでいきなり開業できるメリットは大きいと思いますので。

また、事務指定講習を終了後、登録しさえすれば社労士として名乗れます。

登録料等の諸費用は結構かかりますが…。

一方で、とりあえず社労士の合格(資格取得)を目的としていたのであれば、事務指定講習の受講はオススメしません。

その理由は以下のとおりです。

  • 実務的な知識がほとんど身につかない
  • コスパが悪い

※直接的な表現ですみません…。

まず、「実務的な知識がほとんど身につかない」についてですが、これは当たり前といえば当たり前ですね。

ひと通りの手続きの説明や書類の申請(記入)方法などを学びますが、実務でさまざまなパターンを含めた一定量をこなさないと深くは理解できないと思われます。

要するに、実務は事務指定講習の課題ほど、シンプルではないだろうと言うことです。

事実、社労士として開業されている方に事務指定講習の内容について直接ヒアリングしてみましたが、これをマスターしただけでは不十分であることは明らかだと言われました。

また、実務的な給与計算業務に触れられないという点が大きなデメリットであることも指摘されました。

当然ですが、たった数ヶ月で2年の実務経験をカバーできるほど社労士業の世界が甘くないのは想像に難くないことです。

続いて、「コスパが悪い」といったことについては、実際に受講してみるとそれがより分かるのではないかと思います。

通信指導課程における細かな朱書きアドバイスや実務的な話にも触れた貴重な講習もありましたが、77,000円の費用を考えると、もう少しeラーニング講習(面接指導課程)が充実していてもよいのではないかと感じました。

実務的な知識だけではなく、社会保険や労働保険においてベースとなるような知識にも、もう少し踏み込んで触れるといったことなどの充実策が考えられると思います。

通信教育が充実しつつある昨今では、77,000円の費用を投じれば優れた教育コンテンツが受講できる環境にありますので、改善してほしいところです。

単に私の期待値が高すぎただけなのかもしれませんが(笑)

オススメする参考書籍

一般論としても、事務指定講習を終えるのにはそれなりに時間がかかります。

特に私のような社労士業の実務経験がなければ、通信指導課程で手こずるのではないかと思われます。

どのように理解して、どのように記載したらよいのかなど。

理解してしまえばそこまで複雑ではないのですが…。

通信指導課程では、各課題に取り組むにあたっての記載例もセットされていますが、私はそれだけではよく分かりませんでした。

そのため、以下にて参考書籍2冊をご案内しておきます。

◆オススメ参考書籍①

◆オススメ参考書籍②

上記参考書籍がなくても対応できると思いますが、事務指定講習を修了することだけを目的化するのではなく、ひとつずつ理解して身につけるためには何らかの参考書籍の購入はマストですね。

蛇足ながら、通信指導課程における提出物の間違えがあまりにも多いと再提出になるようですので、ご注意ください。

ちなみに私はそれなりに丁寧に考えて全課題に取り組み、再提出なしではあったものの、間違えた箇所は多かったです…。

事細かに添削されたことには感謝ですね。

事務指定講習を修了後

私は勤務等(その他)登録をしました。

そのため、今は社労士と名乗れます。

特に何もしていませんが(笑)

ですが、登録した社労士会に入会しているため、各社労士会などで実施されるさまざまな研修会などに参加でき、社労士としての知識拡充やスキルアップを図る機会が得られています。

そのほか、新たな人脈形成の機会もありますね。

現状の置かれた環境をどのように活かすのか、試行錯誤中ですが、新たな世界を知るという意味ではプラスの経験ができていると捉えています。

さいごに

事務指定講習は目的をもって受講することをオススメします。

社労士として即活動するためなのか、自己研鑽の一環として受講するのかなど。

私は即活動=開業目的として受講しましたが、紆余曲折もあり、今となっては自己研鑽の一環としての受講になってしまいました。

将来的には開業として活かすことになるかもしれませんが。

上記でもお伝えしましたが、社労士としての知識やスキルを身につけるといった意味では、この事務指定講習だけでは不十分だと思います。

やはり実務経験が必要な気がしています。

そのため、不適切な表現かもしれませんが、この事務指定講習は社労士として即活動(即開業するための権利(時間)を買うといった感じのように受け止めています。

本来の目的とは違っているはずですが…。

事務指定講習を終了後、即開業して成功している社労士もいますが、その成功している方の裏側にも目を向けるべきですね。

途轍もない苦労や努力をされているはずです。

資金面や知識、スキル面などにおいて。

事務指定講習を終えた立場であるからこそ、事務指定講習修了後、即開業して成功している社労士のすごさが身に染みて分かります。

社労士資格をどのように活かしたいのかについて、事務指定講習をきっかけに再検討してみることも一案ですね。

事務指定講習の受講目的は何か?
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