社労士試験の勉強範囲は10分野と幅広いです。
そのため、合格に必要な勉強時間は一般論として1,000時間程度とされています。
私はおよそ1,500時間以上勉強して合格しましたが、その勉強プロセスにおいては過去問にも当然取り組みました。
そこで今回は、社労士試験に合格するために「過去問は何周すべきか?」について、個人的な見解をお伝えします。
ご参考にどうぞ!
過去問は何周すべきか?
結論、「全問正解するまで」です。
これは私が大学受験の過去問演習をしている際に、高校の担任の先生からそのように指導されてスッと腹落ちしたため、今でも鮮明に覚えています。
大学受験だけでなく、社労士試験の過去問演習においても同じことが言えると思います。
なぜならば、過去問演習の目的は、出題される問題のレベルや論点の把握、そして本試験でそのまま似たような問題が出題されること等への対策を行うためです。
つまりは、本試験で得点を取るための1つの手法であるという面は、大学受験であろうと社労士試験であろうと大差はありません。
ただし、社労士試験においては、過去問(同じ論点)の焼き直しが非常に多いため、より一層過去問演習が大事になります。
そのため、過去問を全問正解レベルにまで仕上げることで合格ラインにほぼほぼ近づけることができるのは間違いないと思います。
ですので、結論である過去問を全問正解するレベルに持っていくという目的を達成するための目安として、各々が過去問を具体的に何周すべきか、あるいは何周する必要があるか設定することが得策ですね。
人によって理解度や暗記力に多少なりとも差はありますので。
なお、一般論としては3~5周程度が多いと思われます。
個人的な経験談としては、過去問を早くマスターするためには、短期間での繰り返しの復習がポイントです。
※過去問演習のそもそもの大目的は、「社労士試験の合格」であることは外してはいけない視点です。
私の過去問演習について
ご参考までに、社労士試験に1,500時間も投じた私は、過去問演習をすべての分野において4周以上行いました。
「全問正解」を目指して。
特に年金問題(国年・厚年)については6周以上行いました。
なかなか頭に入らず、結果論として6周以上になったということですが。
その結果として、本試験までに過去問についてはほぼほぼ「全問正解する」レベルにまで持っていけました。
ほぼほぼというのは、感覚的ですが最低でも9割は正解するまでに仕上げることができたといった意味合いです…。
「全問正解」=10割はムリでしたね(笑)
まさに、言うは易く行うは難しです。
※私が取り組んでいた過去問演習はTACの「過去10年本試験問題集」をメイン教材として活用していました。