2021年度の社労士試験合格に向けて、私自身の受験勉強の実体験から重要だと思う部分を取り上げたオリジナルの問題(一部、過去問あり)・解説になります。
私自身の知識のブラッシュアップも意図しています。
勉強の一助になれば幸いです!
問題①
高度プロフェッショナル制度に係る労使委員会の決議事項のうち、「対象業務に従事する対象労働者に対し、1年間を通じ104日以上、かつ、4週間を通じ4日以上の休日を当該決議及び就業規則その他これに準ずるものを定めるところにより使用者が与えること」は、必ず労使委員会で決議し、使用者が講じなければならない。
〇 or ✖ ?
問題②
高度プロフェッショナル制度に係る労使委員会の決議の届出をした使用者は、健康管理時間の状況及び一定の決議事項の措置の実施状況を、決議が行われた日から起算して1年以内ごとに、所轄労働基準監督署長に報告しなければならない。
〇 or ✖ ?
問題③
高度プロフェッショナル制度の対象労働者は、労使委員会の決議で定める手続き方法により本人同意を撤回することができる他、使用者からも一方的に本人同意を解除することができる。
〇 or ✖ ?
解答・解説①
解答)
〇…労働基準法第41条の2
解説)
本問の対象労働者に対する休日規定は選択的措置ではなく、義務規定になっています。
解答・解説②
解答)
✖…労働基準法第41条の2
解説)
正しくは以下のとおりです。
「決議が行われた日から起算して6カ月以内ごとに、所轄労働基準監督署長に報告しなければならない。」
半年単位で細かくチェックが入るということですね。
なお、「一定の決議事項の措置」については、休日確保措置、選択的措置、健康管理時間の状況に応じた健康・福祉確保措置になります。
解答・解説③
解答)
✖…労働基準法第41条の2
解説)
対象労働者の本人同意の撤回については、労使委員会の決議で定める手続き方法であれば認められていますが、使用者から一方的に解除することは認められていないため、本問は誤りになります。