私は2020年(第52回)の社労士試験を受験し、合格することができました。
その合格までには、ほぼほぼ丸2年間、勉強に費やしました。
個人的な感覚ではあっという間でしたね。
今回は努力(勉強)を積み重ねて社労士試験に合格した今、何を得ることができたのかについてお伝えします。
社労士試験の合格に向けて勉強に励んでいる方のご参考になれば幸いです。
合格して得られたものとは?
今になって振り返ってみると、合格して得られたものとしては以下3点が挙げられます。
②社労士として開業できる選択肢
③努力が結実したことによる自信
それぞれについて説明したいと思います。
健康保険や有給休暇等、生活していく上で身近な制度や仕組みに対する知識
私は社労士試験を受験する前からFP(ファイナンシャルプランナー)1級の資格を保有していたこともあり、健康保険や年金制度等に対する知識は一定程度持っていました。
ですが、社労士試験で求められるような深く幅広い知識までは持ち得ていなかったため、社労士試験の勉強を通じて、健康保険や年金制度等における多くの知識を得ることができました。
健康保険や年金制度は生活していく上で意外と身近な制度であるため、知識があるかないかでマネープランに大きな差が出ると思います。
医療保険や生命保険をいくら掛けるべきかといったことにもかかわってきますので。
また、社会人として働く上では有給休暇も身近な制度にあたります。
どのような仕組みで有給休暇が発生するのか、またどのように取り扱えば違法になるのかといった実用的な知識は、自分自身の身を守る上でも大事になりますね。
今振り返ってみても、社労士試験の勉強(合格)を通じて、社労士試験にかかわる分野にはなりますが、相当な量の知識を蓄積することができたように感じています。
それによって、情報に対するアンテナが高くなり、視野を広げることにもつながっています。
社労士として開業できる選択肢
この点については、私が元々社労士の資格を取得しようと考えたきっかけでもあります。
働く手段としての選択肢が増えることは望ましいことだと思いますので、あとはこの選択肢をどのように活かすべきかといったことになります。
ただ、社労士をはじめとした士業には開業や登録に際して、結構な費用がかかるため、立ち止まって冷静に考えてしまう方が多いと思います。
私もそうですが…。
私は現状、近々では社労士として開業する選択肢を選ぶ予定はありませんが、中長期的には社労士として開業したいと考えています。
そういった意味では、社労士として開業できる選択肢を得られたことは私の将来設計においてはプラスになっています。
あとは、今後についてしっかりと詰めていきたいと思います。
努力が結実したことによる自信
冒頭でもお伝えしたとおり、私はほぼほぼ丸2年間の勉強を通じて、社労士試験に合格することができました。
社会人として働きながらの勉強であったため、非常に大変な受験勉強となり、挫折しそうになったことは数知れず。
合格するのか疑心暗鬼になることも頻繁にありました。
ですが、あきらめずにコツコツと努力していき、日々少しずつでも知識を蓄積していきました。
ボロボロになるくらいテキストを使い倒すことで。
そういった努力を経ての結実(合格)であったため、自分のなかでは大きな自信につながりました。
やればできると。
この自信を更なるステップアップに活かしていきたいと思います。
おわりに
社労士試験の合格を目指される方の目的やモチベーションはさまざまだと思います。
また、社労士試験の合格によって得られるものも人それぞれであり、上記で私が挙げた3点以外にも、昇進昇格につながったり、資格手当による収入増につながる等々、どれをとってみてもメリットは大きいのではないでしょうか。
その分、社労士試験の合格は難しいですが。
私は社労士としての開業を目的にして、社労士試験の合格を目指し勉強(努力)しましたが、その結果として得ることができた上記3点のうち、3点目の「努力が結実したことによる自信」が最も価値あるものだと捉えています。
それは今後の人生において、幅広く活かせるものになるためです。
社労士試験のような難関国家資格に合格することは、それに相応しい知識を得ることはもとより、チープな表現ですが、「やればできる」といった自信を持つことにもつながると思いますので、努力(勉強)する価値は多分にあるはずです。