2021年度の社労士試験合格に向けて、私自身の受験勉強の実体験から重要だと思う部分を取り上げたオリジナルの問題(一部、過去問あり)・解説になります。
私自身の知識のブラッシュアップも意図しています。
勉強の一助になれば幸いです!
問題①
短時間・有期雇用労働者及び短時間・有期雇用労働者になろうとする者は、生活との調和を保ちつつその意欲及び能力に応じて就業することができる機会が確保され、職業生活の充実が図られるように配慮されるものとする。
〇 or ✖ ?
問題②
事業主は、通常の労働者に対して利用の機会を与える福利厚生施設であって、健康の保持又は義務の円滑な遂行に資するものとして厚生労働省令で定めるものについては、その雇用する短時間・有期雇用労働者に対しても、利用の機会を与えるように配慮されるものとする。
〇 or ✖ ?
問題③
事業主は、その雇用する短時間・有期雇用労働者から求めがあったときは、当該短時間・有期雇用労働者と通常の労働者との間の待遇の相違の内容及び理由並びに短時間・有期雇用労働者の雇用管理の改善等に関する措置の規定により措置を講ずべきこととされている事項に関する決定をするに当たって考慮した事項について、当該短時間・有期雇用労働者に説明するように努めなければならない。
〇 or ✖ ?
解答・解説①
解答)
〇…パートタイム・有期雇用労働法第2条
解説)
2020年4月に施行された法律になります。
但し、中小企業には1年間の猶予期間があるため、適用は2021年の4月1日になります。
短時間・有期雇用労働者といった雇用形態を選んだとしても、納得して働くことができるように制度化したものになります。
働き方の多様性を尊重するものですね。
解答・解説②
解答)
✖…パートタイム・有期雇用労働法第12条
解説)
正しくは以下のとおりです。
「利用の機会を与えなければならない。」
配慮規定ではなく、義務規定になっていることに注意です。
解答・解説③
解答)
✖…パートタイム・有期雇用労働法第14条
解説)
正しくは以下のとおりです。
「説明しなければならない。」
努力規定ではなく、義務規定になっていることに注意です。
パートタイム・有期雇用労働者法は配慮規定や義務規定等が入り混じっているため、引っ掛け問題が作られやすいです。
義務規定で明らかに強制すべきもの等、条文内容の強弱からしっかりと覚えたいところです。