今年度の本試験が近づきつつあるなかで、各資格学校の模試が着々と実施されています。
実際に模試を受験してみると、それぞれの科目にどの程度時間を要するのかが分かってくると思います。
その他、長時間にわたって高い集中力が求められる択一式では、どの科目から解くべきなのか悩まれる方も多いのではないでしょうか。
不合格を経験した私はそうでした…。
そこで今回は、私が実践していた本試験における択一式の解く順番をお伝えします。
ご参考にどうぞ!
本試験を解く順番とは?
本試験における択一式は70問を3時間30分かけて解くことになります。
昼食後の時間帯でもあり、長丁場です。
そのため、高い集中力をキープすることは非常に大変です。
ですが、高い集中力をキープしなければ、各科目の足切りラインを超えつつ、総得点でも合格ラインを超えることは難しいのではないかと思います。
社労士試験はさっと一読しても論点の捉えにくい問題が数多く出題されますので。
そういったことから、本試験を解く順番をあらかじめ決めておくことは合格する上で大事になってくると思います。
本試験を解く順番については人それぞれだと思いますが、私は「得意科目から解いていくこと」を実践していました。
その理由は、序盤から問題が解ける(正解肢が分かる)という感覚を掴むことで一気に集中力を上げることができるためです。
また、その感覚によって問題を解くテンポ(解答ペース)も上がり、メンタル的な余裕が生まれることで冷静な判断にもつながるといった効用もあります。
ちなみに私の得意科目は年金科目(国年・厚年)であり、そこから解いていました。
そうすることで模試だけでなく本試験においても、高い集中力をキープすることができ、しっかりと点数を確保することができていました。
ただし、得意科目から解く際においては注意点もあります。
それは、得意科目であると自負しているにもかかわらず、本試験では分からない問題が多く出題され、逆にペースが崩されてしまうことです。
本当に得意科目なのか、はたまた、安定した得点を確保できる科目なのかはあらかじめ整理しておくことが大前提になることはお忘れなく。
◆本試験の結果

本試験の不合格時に解いた順番とは?
ご参考までに私が不合格となった際の択一式における解いた順番をお伝えしておきます。
単純に、労基といった前から順番に解いていました。
本試験を受けるまで、問題を解く順番はまったく意識していませんでしたので…。
結果としては不合格となりましたが、問題を解く順番をあらかじめ決めておくことで多少なりとも点数は変わってきたのかもしれないと、今更ながらそう感じることはあります。
本試験の合格時に解いた順番とは?
不合格時だけでなく、合格時の択一式における解いた順番(全体像)もお伝えしておきます。
それは以下のとおりです。
変則的といえば、そうかもしれません(笑)
この順番は得意科目から並べただけです。
私の場合、少しでも高い集中力をキープするために、解ける(解けそうな)問題を優先していましたね。
そのため、得点が伸び悩みそうな労基安衛は最後に回していました。
蛇足でもあり、私の感覚的なことになりますが、労基の1問目は受験生のやる気をいきなり折るような難問が多い気がしていたこともひとつの理由です。
そこまで意識して作問しているかどうかは分かりませんが…。
本試験を解く順番を変則的に変えた上での受験では合格することができましたし、この順番で解いていた模試も結果が良好でしたので、私の中では鉄板の法則となっていました。
さいごに
社労士試験は1点に泣く試験です。
1度でも受験された方だとその意味が分かると思いますが、少しの判断ミスで足切り不合格となる方は毎年数多くいます。
そのため、1点でも多くの点数を取るためには万全を期すべきです。
その手法として、今回お伝えした問題を解く順番は一考に値するのではないかと思います。
1点を笑うものは1点に泣きます。
詰め込んだ知識を最大限活用できるように下準備は抜かりなきように。