昨日、2020年(第52回)本試験の合格発表が行われました。
合格率は6.4%とここ数年と同じように6%台での着地となりました。
合格者数は2,237人と昨年比で▲15人でしたね。
やはり合格率や試験内容(足切り制度等)を踏まえると、難しい試験だと思います。
人によりけりでしょうが…。
今回は2020年(第52回)本試験の合格発表における「合格者の属性」について調べてみました。
どのような方(年齢や職業等)が合格されているのか気になる方はどうぞ!
年齢
まずは年齢です。
年齢 | 2018 | 2019 | 2020 |
20歳代以下 | 9.2% | 8.2% | 12.3% |
30歳代 | 29.5% | 33.1% | 30.1% |
40歳代 | 32.8% | 31.5% | 30.1% |
50歳代 | 19.2% | 18.8% | 18.7% |
60歳代 | 9.3% | 8.4% | 8.8% |
引用元:第50・51・52回社会保険労務士試験の合格者発表 厚生労働省
今年度も変わらず、30歳~40歳代がボリュームゾーンになっています。
また、今年度の特徴として、20歳代以下が12.3%と直近複数年比較では、高い水準で合格しています。
単純に20歳代の受験者が増えたことに比例して、合格者が増えているのかもしれません。
形はどうであれ、20歳代の合格者が増えていることは業界全体として好ましいことだと思います。
若い世代が新しい時代を創っていくので。
- 2020年(第52回)の最年少者20歳、最高齢者78歳
- 2019年(第51回)の最年少者20歳、最高齢者75歳
- 2018年(第50回)の最年少者20歳、最高齢者84歳
職業
続いて職業になります。
職業 | 2018 | 2019 | 2020 |
会社員 | 57.4% | 58.9% | 58.4% |
無職 | 13.6% | 13.4% | 13.2% |
公務員 | 6.2% | 7.7% | 8.1% |
団体職員 | 5.3% | 5.2% | 4.0% |
自営業 | 5.2% | 4.3% | 4.8% |
役員 | 3.1% | 3.1% | 3.0% |
学生 | 0.5% | 0.5% | 1.0% |
その他 | 8.7% | 6.9% | 7.5% |
引用元:第50・51・52回社会保険労務士試験の合格者発表 厚生労働省
今年度も変わらず、会社員が半数以上を占めました。
シェアとしては大きくないですが、学生の合格者が増加しています。
大学等の勉強と並行して社労士試験の勉強をしていたということで、素晴らしいことですね。
性別
最後に性別になります。
性別 | 2018 | 2019 | 2020 |
男性 | 65.1% | 63.4% | 64.0% |
女性 | 34.9% | 35.7% | 36.0% |
引用元:第50・51・52回社会保険労務士試験の合格者発表 厚生労働省
男性が多いという傾向は変わらずといったところです。
まとめ
例年のように、今年も合格者は30~40歳代の会社員が半数以上を占めています。
その他、50歳代以上の方もシェア的には多く合格されています。
各年代すべてにわたって、合格を目指された理由を聞いてみたいですね。
強いモチベーションをもって勉強しないと、社労士試験に合格することは難しいと思いますので。
人生100年時代といわれ、副業・兼業が活発化されつつある日本の社会においては、社労士の資格は1つの武器になると思います。
その資格を活かすも殺すも自分次第ですが。
最年少・最高齢で合格した方に負けないように私も努力していきたいと思います!